さて前回、『準備編』の続きになります。
精舎で今までのように集まってお食事のお布施をすることを自粛しなくてはならない現在の状況…。
ですが、お弁当のお布施をすることは可能ということでしたので、4月中旬に有志数名によってお弁当のお布施をいたしましたことをレポートしております!
詳しくは『準備編』をお読みくださいませ。
③精舎にてお布施の準備
今回は、『なだ万』の宅配弁当をお布施することになりました。
有志の中で代表の方が、なだ万ホームページより、お弁当の種類、決済、配達日時指定をして注文をし、そのほかに、別途宅配便で、果物と洋菓子のセットを精舎あてに手配をして、事務局に受け取りをお願いいたしました。
さて当日…。
私が精舎に着くと、すでにお弁当は届けられいました。こちらが届いた時のお弁当の写真になります。
今回はなだ万の注文単位金額の指定があったため、長老方のお弁当のほかに3点ほど余分に注文をいたしました。
お弁当は大きな厚めの段ボール箱に隙間なく、中で動いてしまわないようにしっかりと入れられており、保冷剤もついておりました。また、お箸、爪楊枝、お手拭きのセットも同梱してあり、宅配のお弁当って途中でお弁当の中身が動いてしまったり、おかずの汁がもれてしまったりすることなどないのかなぁ…、といった心配もまったくない、丁寧な梱包、配達状況にお弁当業者さん、宅配業者さんの完璧なお仕事ぶりに感動いたしました!
さて、いざお布施の準備です。
今まで私は数名の方とご一緒にお食事のお布施をしたことは何度もありますが、代表で一人で、というのは初めてでしたので、滞りなくお布施することが出来るかどうか、若干心配なところもありました。
事前にベテランの方にどのようにすればよいのか、詳しく教えて頂き、あとは、その場の臨機応変で、ということでしたので、なるようになる!と心を決めて、準備に取り掛かりました。
いつもお布施をしていたように、テーブルセッティングをし、果物、お菓子、お茶、お花を準備し、お釈迦様の分を準備し…。
いざ一人で全部準備するといろいろな細かい作業があり、もちろんひとりで準備も出来ますが、いつも数名の方とご一緒でしたので、みんなで協力して準備することの助け合いがここにはあったんだなぁ、と改めて感謝しながら準備をしました。
④お布施
なんとか準備も整い、お食事のお布施をさせて頂きました。
ひとりでお布施をするのは初めてで、ということをヤサ長老に事前にお伝えし、不慣れな部分を丁寧に教えて頂きながら、ブッタプージャをし、お経をあげて頂き、緊張と感謝が入り混ざったハラハラな気持ちの中、無事、お食事のお布施をすることが出来ました。
⑤お布施を終えて
今回、このお弁当のお布施をさせて頂き、たくさんの気づきがありました。
様々な活動を自粛しなくてはならないこの時期ですが、そんな普段とは違う状況であっても、いつもの仲間たちと、出来ることを、調べて、探して、相談して、協力しあうことが出来たことが、とても心の励みになりました。
この状況下で、どのようにものごとをクリアしていくか、どのように周りに配慮したうえで進めていくか、その前向きな心の力強さと、そして何より、楽しく計画していけたことが、本当に嬉しかったです。
自粛期間がどれくらい続くのか、今のところわかりませんが、そんな中でも、みんなで考え、バーチャルな繋がりを持ち、活動をしていくことは可能なのだな、と、新たな活動の方法にも気づかされました。
現段階では、今までのように精舎にみなさんで集まってお食事のお布施をすることは、控えた方がよいですが、お一人でも、数名でも、宅配等のお弁当などの助けを借りて、お食事のお布施をすることは出来ます。数名で行うなら、みんなで事前に電話やメールなどで打ち合わせをするという共同作業も合わせて出来ます。
今回、お食事のお布施をさせて頂けたことに深く感謝しております。
また、この時期にお食事のお布施をしたいけどどうしたら…、と思案していられる方々や、お住まいが遠方、また、様々な事情で、今までお食事のお布施をすることを難しく感じていらっしゃった方々のきっかけになれましたら幸いです。
生きとし生けるものがしあわせでありますように。
*お食事のお布施をする際は事前に事務局に日付をご相談ください。
*お弁当のお布施、宅配等をお使いになる場合も、詳細は事務局にお問い合わせください。