【レポート】大掃除・無私の人々

みなさま、こんにちは。

12月14日(土)大掃除が行われました。

まず、大掃除は事前の準備から始まります。事務局やボランティアの方が、掃除の道具を前日に準備してくださいます。一階、二階、三階に分けて必要な道具をかごに入れて、掃除する箇所や注意点をチェック表にしておいてくださいます。

また、これまた大仕事なのが昼食の下ごしらえ。前々日に買出しに行って必要な物を用意してくださり、前日にボランティアの方が野菜を切ったり火を通したりして、翌日に備えてくださいました。

当日、キッチンでは朝早くから、お一人でお坊様へのお布施と大量の在家の食事の調理が始まっていました。9時を回るとちらほら人が来はじめて、調理を手伝ったり掃除の説明を聞いたり……。

本当に大変そうに見えましたが、その奥に喜びが感じられ、頭の下がる思いです。

お掃除は、来た順にそれぞれの階に割り振られて、埃を払い、拭き掃除をし、掃除機をかけ、1年間の汚れを落とします。特に本堂は11時からブッダ・プージャが始まるので、それまでに掃除を終えなければいけません。テキパキとまだ手の付けられていない箇所を見つけて、時間内に掃除を終えてくださいました。

11時からお釈迦さまにお食事をご供養し、読経の後に本堂にてヘーマラタナ長老とプンナ師にお食事をお布施しました。

腹ペコの在家の方々も、1Fで昼食です。

色とりどりなうえに盛り付けが美しく、作ってくださった方の慈しみを感じました。パンはもちろん柳会長のお布施です。

昼食を食べて休憩をしたら、後片付けと残りの掃除に取り掛かりました。先輩に「はい、今度は男子が働いてください」と仰せつかった若い男子3人が、キッチンにエプロン姿で立って洗い物をしてくださいました。

掃除組は、ガレージの壁や床の掃除、精舎の外壁の掃除、外の金箔を貼った文字を丁寧に拭き掃除。

掃除を終えたのは午後3時を回っていました。その後、プンナ師にご法話をいただきました。プンナ師も、朝からずっと本堂のお釈迦さまの周囲や精舎の外壁などを掃除してくださっていて、作務の見本を見せてくださっていました。

ご法話は、読経と慈悲の瞑想で心の掃除も行った後、「日めくり・ブッダの教え」より、14日と13日の内容からお話しくださいました。質問にも答えてくださり、お腹だけでなく心も満たされました。

お釈迦さまの教えのあるお寺での活動は、本当に「無私」ということをみなさまから学びます。身体は疲れていても、みなさん自分の役割を坦々とこなしていきます。必要なことは声を掛け合って、足りない所を自然に誰かが補っていきます。子どもから年配の方まで平等で、お坊様も在家の方々も平等で、助け合っています。しかしお互いに敬意と感謝を忘れません。昼食の後に、本堂で瞑想していらっしゃる方がいました。一年間ずっと気になっていたところを、掃除できて嬉しそうな方がいました。初めてボランティアに参加して、すぐに馴染んで率先してお掃除してくださった方がいました。みなさま、本当にありがとうございました。

これからの予定

12月21日(土)は門松作り、26日(木)はボランティアの日です。いずれも朝10時から始まります。こちらもよろしくお願いいたします。
26日(木)夕方18時30分から、スマナサーラ長老の初期仏教ご法話(経典解説またはQ&A)の収録もあります。ぜひご参加ください。

生きとし生けるものが、しあわせでありますように。
すべての生命に、安らぎがありますように。

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