日本テーラワーダ仏教協会 2025年度総会

みなさま、こんにちは。

6月29日(日)13:30より、日本テーラワーダ仏教協会の2025年度総会が開かれました。

その前に。午前中は有志により、お釈迦さまにお食事をお供えし、お坊様にお布施を受けていただきました。
朝9時、3名しか集まらず、それでもサッサとテーブルを出したり洗い物をしたりしていたところ、だんだんとみなさま来てくださり、結局は法要のような賑やかなお布施となりました。

特に、関西のマーヤーデーヴィー精舎からはるばるお越しくださったお二人には、朝から準備をお手伝いいただき、本当に助かりました。ありがとうございました。

日本各地からいらした方々と、一年に一度、こうして協力して一日を過ごせるのはとても良い経験です。

スマナサーラ長老、ヤサ長老、ヘーマラタナ長老、ダンミッサラ師、プンナ師がお布施を受けてくださいました。

その後、在家のお食事。柳会長が自らお布施のパンを切ってくださっていました。


総会は13:30より、本堂にて、お坊様5名にご参加いただき始まりました。

各精舎・協力寺院・各ダンマサークルなどが、「苦労話、嬉しかったこと、重大ニュース」からテーマを選び、2分の持ち時間で2024年度の活動をご紹介くださいました。

ゴータミー精舎の報告は、住職室ができたこと、自主的なボランティア活動や勉強会が活発に行われていること、などをお話くださいました。話が長いと容赦なくお鈴が鳴らされ、笑いを誘っていました。

その後、決算報告、表彰と続き、15分の休憩を挟んでスマナサーラ長老にご法話をいただきました。

冒頭に『Pare ca na vijānanti, mayamettha yamāmase;Ye ca tattha vijānanti, tato sammanti medhagā.』というダンマパダ6偈を引いて、我々は死ぬのだと知っているならば、無常を知っているならば、争いは鎮まるというご説法でした。

盛り上がったのは、責任役員Fさんによる体操。座ったまま手先を動かす運動や、上体を捻る運動など、肩も身体も心もほぐれました。

心身をほぐした後は、数人のグループでディスカッションをいたしました。瞑想会では無言行のため話す機会も制限されます。話したことのない方と語り合ってみるのは、多くの学びと楽しさがありました。また、仏教徒である在家同士の信頼を深めることができました。

「ジャータカ物語で印象に残っているキャラは?」との問いに、ある方が『黒仙人』と答えていました。黒仙人、ご存じない方は、ジャータカ物語の本がゴータミー精舎の本棚にありますので、読んでみてください。

「みんなでやると仕事が早い」と、柳会長が仰っていました。みんなの力を同じ目的に集めると、早く、そして喜びも多くそれを成し遂げられます。そういう実感のあった、2024年度の協会活動だったようでした。協会の会員のみなさま、そして会員ではないけれど活動にご協力いただいたみなさまのお陰です。心より感謝申し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

生きとし生けるものがしあわせでありますように。

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