2月の満月の夜の開門レポート

みなさま、こんにちは。

2月12日(水)は満月の夜の開門でした。
少し気温があがり、空には輝く満月が昇りかけています。

17:00からの開始時は数人だったのが、またひとり来て、ふたり来て、18:00の夜のブッダ・プージャには10人を超える方が集まりました。

もちろん、17:00から本堂で瞑想に励んでいた方もいらっしゃいます。

いえ、一番に来ていたのは柳会長のお布施のパンです。パンの袋が、誰も居ない食堂のテーブルにドカンとあって、初めのひとりを迎えてくれました。

18:00からプンナ師の導師で読経と慈悲の瞑想を行い、お釈迦さまにお飲み物をお供えいたしました。

19:00からは「第3回パティパダー・バックナンバー読書会」が1Fで行われました。プンナ師を含めて、13名の方がご参加くださいました。

今回の教材は、パティパダー2015年4月号の巻頭法話、『聖者をモデルにして生きる~聖者と付き合うことで幸福になる~』です。

サーリプッタ尊者が本当に怒らないのか確かめてみようと思ったバラモンが、サーリプッタ尊者を後ろから殴りつけたエピソードをもとにして、怒りを根絶したバラモン(聖者)に怒りをぶつけてはいけない、非難してはならない、と教えてくださっています。そして聖者は、拝むものではなく、付き合うものだと。付き合ってしまえば、心も良い影響を受けて学んでしまう、ということでした。

さまざまな意見が出て、みなさまがとても深いお話をしてくださって、肩の凝らないけれど学びの深い読書会になりました。

簡単にご紹介すると、「聖者をどうやって見分けるのか?」「他人に八つ当たりされた時に、どう対処すれば良いのか?」「聖者と付き合う、という言葉を使って下さっているところが素晴らしい」「他人から悪意を向けられたら、怒りや思考など冷静に観察すれば良いのでは?」など闊達に意見交換がなされました。

プンナ師のお話「聖者探しは良くないのでは」「真面目に何でも一生懸命にやっている方こそ、軽視しないように気をつけるべきなのではないでしょうか」「サーリプッタ尊者のようになるのは無理と決めつけないで、それをモデルとして近づいてゆくこと」「音・音・音、と実況中継することのすごさは、やってみると実感します」など、たくさんお話くださいました。

参加者からは、「やはり顔を合わせて交流することは元気になりますね」との感想をいただきました。

何が正解かということではなく、みんなの疑問や悩みをみんなで解決してゆく姿が感じられた読書会となりました。みんなの智慧が合わさると、大きな力になりますね。参加してくださったお一人お一人のお陰様です。また、本堂で瞑想実践されている方々のお陰でもあるかもしれません。

そして、お布施をしてくださったりパンや果物や飲み物をご準備くださった方々も、ありがとうございました。

来月の満月の夜の開門は、3月14日(金)17:00~です。ご都合が合えばぜひ足をお運びください。

生きとし生けるものが、しあわせでありますように。

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