みなさま、こんにちは。

7月5日(土)ゴータミー精舎では雨安居入り要請法要が行われました。「雨安居の期間、このお寺で修行してください」と在家が出家にお願いする法要です。その間、在家は出家の衣食住薬をお世話して、生活を支えます。
前日準備
7月4日(金)は前日準備でした。平日だったので人が集まらないのでは、と思っていましたが、19人の方が酷暑の中お越しくださって、いろいろお手伝いくださいました。特にガレージの設営をしてくださった数名の方々は、お風呂に入っているかのように顔が真っ赤でした。ガレージは熱気がこもって本当に暑いのです。


法要当日
5日(土)当日も、東京は最高気温35度。しかしみなさん、朝早くから集まってくださいました。

黙々と果物を切って、お布施のお料理はお皿に盛られ、炊飯器は蒸気を上げ、お湯がたくさん沸かされ、洗い物はそこにいる人が順次洗っていきます。

みなさまがお持ちくださったお食事のお布施の品々は、ひとつも残さず、少しずつ切ってこのブッダ・プージャ用の銀器に盛られます。後ほど、1F・2F・3Fのお釈迦さまにお供えするので三つあります。たくさんの方の手で運ばれるので、銀器が落ちないように裏に粘着テープで補強してくださった方がいました。なので、たくさん盛っても安心でした。

お料理は10:00まで1Fで待機。そして2F本堂へ運ばれます。お坊様にお食事をお布施して、その後に1Fで在家の食事となります。法要が始まった後も、1Fでは遅れていらした方のお料理を急いで盛ったり、昼食の準備をしたり、お茶を作ったり、お食事担当のスタッフの方々のお仕事は続きます。

13:30から午後の部。スマナサーラ長老のご法話を聴きながら、1Fでは片づけ作業が続きます。大量の食器や調理器具を洗い、拭いて、片づけて、タオルは順次洗濯されて干され、残ったご飯でおにぎりが作られ、後で降りてくるみなさんにお茶やお菓子の準備をして。ひとりひとりが自由に手伝っているのに、ひとつの大きな生き物のように片づけが進んでいく様は、とても面白く見事でした。片づけが落ち着いてくると、モニターに映されたスマナサーラ長老のご法話を聴くために腰を下ろす人が増えてきます。なんだかやっとホッとした雰囲気です。

祝福の読経が終わって、法要が無事に済むと、みなさんお坊様に聖糸を巻いていただくために2Fに上がって行きました。
(聖糸を待っているみなさん、スマナサーラ長老のところだけ列が長いぞ…😊)
今回は、主に1Fから見た法要の様子をお伝えいたしました。
雨安居期間は、在家もお寺にたくさん来るのが良いと、スマナサーラ長老のご法話にもありました。みなさま、ご都合が合う時はぜひゴータミー精舎にお越しください。お坊様のお話を聴いたり、瞑想したり、学びを深めたり、良い夏にしていただけますように。
生きとし生けるものがしあわせでありますように。