みなさま、こんにちは。

10月7日(火)は、満月の夜の開門でした。
17:00にはもうすでに瞑想されている方々がいらっしゃり、アラナ精舎から東京に滞在しているチャラナ師も本堂で瞑想されておられました。
18:00の夜のブッダ・プージャでは、プンナ師の導師で読経・慈悲の瞑想をいたしました。祝福のお経は「諸仏の教え」「偉大なる人の思考」「日日是好日偈」の三つでした。パーリ語の偈の後に日本語訳を読みますが、意味がよりよく入ってきてお釈迦さまの言葉のパワーを更に感じることができます。
19:00からは、『パティパダー・バックナンバー読書会』を行いました。

教材は2017年12月号の巻頭法話『時間という束縛』です。今回はラッキーなことに、チャラナ師とプンナ師のお二人のお坊様が入ってくださいました。在家の参加者は8名でした。
こんなにお得な日だったのですが、正直に申し上げますと…今回は難しくてまとめきれませんでした!!
結論は、
- 聖者は過去に執着しない。聖者にとって過去は五蘊の流れと認識される。
- 聖者にとって未来とはまだ現れていない現象。だから気にする必要はまったくない。
- 現在も、瞬間瞬間、変化していく色受想行識の流れ。だから今の瞬間であっても「私」はいない。
いろいろなご発言がありましたが、印象に残ったのはチャラナ師が教えてくださった「ゴールの無いマラソンを走り続けさせてしまうのが、渇愛のエネルギー。とにかく必死で走り続けてしまう。走るのを止めればどれだけ安楽か」ということでした。
プンナ師も「私たちは、相当な瞬間をまとめて集めないと認識できない。線は点の集まりと言っても、点は幅のあるものではないのです」と教えてくださいました。

「過去や将来を思い出す時、必ず感情を反芻して味わっているよねぇ」とのご意見がありました。
思いっきり反芻しますが、この読書会が始まったのは昨年の11月でした。一回だけ試しにやってみよう、という企画だったのが、お陰様で一年間続けることができました。(昨年12月は満月の夜の開門がお休みだったので実施回数は11回です)お坊様、参加してくださった在家の方々、支えてくださった方々に、心より感謝申し上げます。
今後は、司会進行を交代してやったり、巻頭法話だけではなくパティパダーにあるさまざまなコンテンツを学んでいきたいと思います。ご都合が合えば、ぜひご参加ください。
『慈悲を実践する会』も絶賛開催中です♬

慈悲の瞑想フルバージョン、今月はこのセクションです。慈しみを実践している方々が精舎にいると思うだけで、良い影響を受けて、自分も慈悲の瞑想がんばろうと思ったりします。
次回は、10月22日(水)19:00~
こちらも奮ってご参加くださいね。
生きとし生けるものがしあわせでありますように。