いよいよ4月になりました…!
華やぐ季節がまためぐってきたことに嬉しさを感じます。
今回は2021年春のゴータミー精舎の様子をお伝えいたします!
精舎前にある緑道の桜が今年は早々と満開になり、4月にはもう桜吹雪が舞っていました。
コロナ禍という状況はいまだに続いていますが、あたたかい春が例年より早く訪れたことにより、気持ちもなんだか軽くなっていくように感じます…!
生命が活動しはじめる春の訪れは、やはり嬉しいものですね。
さて、ゴータミー精舎に行くには、電車、バスなどの交通手段があります。電車の場合、笹塚駅、幡ヶ谷駅、代々木上原駅などから精舎まで徒歩になりますが、バスを使う場合、ゴータミー精舎の目の前に停留所があり、とても便利な交通手段でした。
…ですが、今年の3月をもってその路線が廃止されることになってしまったのです。
31日がその路線バスの最終日で、停留所にはこんな心あたたまる花が飾られていました…!!
バスを利用されていた方々はよくご存知かと思いますが、精舎の目の前にあるこのバス停は本当に便利で、また、始発駅であったため使い勝手がよく、この路線がなくなってしまうことがとてもさびしく感じられました。
最終日の31日には、停留所の写真を撮っている人を時折見かけ、たくさんの人たちがこの路線バスを生活の一部として使っていたのだなぁ、と、バス会社さん、運転手さんたちに、感謝の気持ちがわきあがりました。
この路線がまた復活したら嬉しいですね!
いままで安全に運転してくださって、ありがとうございました!
さて、精舎の中では新しくなったものがありました。
お食事のお布施などに使われているダイニングテーブルですが、だいぶ使い込んであったため、椅子が傷んできていました。その椅子を冬に修理に出していたのですが、先日その椅子が修理を終えて戻ってきました!
有志の方のお布施によって椅子の布が美しく張り替えられ、色あせていたひじ掛けの部分も綺麗に塗られていて、まるで新品のようでした!
こちらの椅子に気持ちよく腰掛けていただいてお食事をしていただけると思うと、嬉しさがこみあげてきます。
また、ほかにも別のテーブルの椅子、不足していた掃除機などもお布施していただき、精舎の中にあたらしい品物とともに新鮮な空気が流れていくような、そんな清々しさを感じました。
お布施してくださった方、修理してくださった方々のおかげで、このような快適な空間となりましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
また、精舎前のプランターには春の花が咲き誇っています。
季節によって花の植えかえをし、冬は寒さに、夏は暑さに強い植物を選び、また、チューリップなどの球根類は、花が咲き終わったあとだいじに保管し、来年も植えられるように手入れをしておきます。手前に咲いているチューリップは、そのようにして保管していた球根をまだ寒い冬の終わりごろにプランターに植え、春に咲くように準備をしておいたものになります。今年も元気なチューリップを見ることができて、うれしい限りです!
ゴータミー精舎では、今年もこんなふうにおだやかな春が訪れました。
春になって、終わっていくもの、はじまっていくもの、再生されていくもの…、にたくさん出会い、すべてのものがいつも動いていて、揺れていて、とどまっていないものなんだなぁ、と感じました。去ってゆくものにしがみついり、新しくはじめることに躍起になっていくのではなく、目の前にあることをきちんと受け止め、春の軽やかな空気のような心で毎日すごしていくことが本当に大切なんだなぁ、と深く思ったそんな春の日々でした。
今後、状況がどのように変わっていくのかはまったくわかりませんが、毎日をおだやかな心ですごしていきたいですね。
生きとし生けるものがしあわせでありますように。
〜お詫び〜
前回、次回の記事について予告をしておりましたが、諸事情により記事を書くのが遅れてしまい、季節が大幅にずれてしまったため、掲載に至らなかったことをお詫びいたします。