今年の6月は、雨模様で始まりました。
「五月雨を 集めて早し 最上川」という芭蕉の句がありますが、陰暦の5月は、今でいうところの5月下旬~7月上旬。このほどアスファルトを濡らした雨も、「五月雨」のお仲間なんですね。
では、最上川のごとき勢いで、その1の続きにまいりましょう!
5:Lesson3 善の喜びを感じる瞑想|スマナサーラ長老のヴィパッサナー瞑想入門⑤
レッスン3は、善の喜びを感じる瞑想。
では、どうやって喜びを感じ、そして、なぜ喜びを感じることが必要なのでしょうか。
特にこの動画は、仏教に興味があるかどうかを問わず、すべての方に親しみやすい内容になっているのではないかと思います。というわけで、全10本のなかで個人的にオススメNo.1。
「みなさん、ぜひ観てみてくださーーいっ!!」と、世界の中心で(勝手に)叫びたくなる一本です。
さて、ここからは、もうちょっと深堀りしてみたい方向け。
お話に出てくる「七覚支(しちかくし)」については、協会が発行しているミニ冊子(「施本(せほん)」と呼んだりします)に詳しく載っています。
そのPDF版をネットで拝見できるのは、なんともありがたや。
http://j-theravada.net/wp/wp-content/uploads/2018/12/saNgaavarasutta_web.pdf
耳慣れない言葉なので、わたしも初めの頃とっつきにくいなぁと尻込みしていたのですが、この施本を読み進めていくうち、物事がうまくいくとき・いかないときの原因が「これでもか!」というくらいに明らかにされていって、メチャクチャ衝撃を受けたのを覚えています。
あまりの衝撃にマーカーを引きまくってしまい、引きすぎて後悔したことも(←アホ)。
6:Lesson4 日々の生活を瞑想にする|スマナサーラ長老のヴィパッサナー瞑想入門⑥
スマナサーラ長老はまず、「われわれには毎日、やりたいかやりたくないか関係なく、避けられない仕事がある」という現実のもと、普段われわれがその仕事に対してどのような態度をとっているのか、について説かれます。
ピヨピヨ仏教徒には、それがまるで自分の日常を見透かされているように感じられ・・・ううぅ、耳が痛すぎる(泣)。
でも、だいじょうぶ。そんな日常から脱する方法を、長老が穏やかに、そして丁寧にご教示くださいます。
ここまで順調にステップアップした暁には、こんな効果が。
「レッスン4番目になってくると、ものすごく集中力があるはずなんです。すごくなんか、人生が楽しく感じられるはずなんです。日常生活では難しいことっていうのは何もないでしょうと、困ることは何もないでしょうと、わかってきますよ。」
うむむ、がんばらねば。
7:Lesson5 生命維持に不可欠な行為を瞑想する(食べる瞑想)|スマナサーラ長老のヴィパッサナー瞑想入門⑦
「レッスン5は、やらなかったら死ぬことに瞑想するんです。」
「そこで、やらなかったら死ぬことのリストを作ってみましょう。」
少しドキッとするお話から始まりますが、リストの内容に納得。しかも、このリストを反芻するだけで、何だかいろんなことに気づかされる思いがいたします。
今回のメインテーマは、食べる瞑想。
そのやり方はもちろんですが、仏教の道徳として必要な性格は何か?というポイントは、個人的にとても心に響きました。正反対の性格がちょこちょこ顔を出してくるため(汗)、このポイントは絶対忘れたくないなと。
最後の補足Q&Aには、へぇ~!と思わず声をあげてしまう新たな発見がありました。
8:Lesson6 立つ瞑想|スマナサーラ長老のヴィパッサナー瞑想入門⑧
いよいよ、立つ瞑想に入ります。座っている状態からのスタート。
思えば、スマナサーラ長老の実践会(初心者指導)へお伺いし、わたしが生まれて初めて実践したのが、この立つ瞑想でした。
「周りを一切気にしないで実況中継してください」とご指導いただいていたにも関わらず、周囲の様子が気になってワタワタしてしまい、実況中継が飛びまくって目も当てられぬ状態に・・・
帰りの電車のなか、悔しいやら情けないやらで熱い涙を流したのは、ちょっとほろ苦い思い出です。
ちなみに、このお話に出てくる「寝ること(睡眠)」について。
協会HPに関連記事を見つけましたので、2つほどご紹介申し上げますね。いずれもQ&A形式です。
【睡眠について】
https://j-theravada.net/dhamma/q&a/gimon45/
【瞑想に取り組んでぶつかる壁】
https://j-theravada.net/dhamma/q&a/gimon3/
レッスンも佳境に入り、スマナサーラ長老のお話はますます熱く濃いものへ。
動画も、残りあと2本。その3に続きます!