結ばれた聖糸から 法話編

いよいよウェーサーカ月の満月が近づいてきました!

今年はいつものようにウェーサーカ祭をお祝いすることが出来ませんが、5月7日にスマナサーラ長老によるブッタプージャと記念法話の動画配信が予定されています。ご自宅で、それぞれの場所で、動画をご覧になりながらご一緒にお祝いをいたしましょう!

さて、ウェーサーカ祭といえば、法要の最後にお坊さまから手首に結んでいただく『聖糸』があります。

この『聖糸』、結んで頂いたときは、お釈迦さまとのつながりができたようで、ただただ嬉しい嬉しい!と私はいつも思っていたのですが、そういえば、きちんとした意味を知らずに喜んでいたなぁ、と気が付き、今回、ウェーサーカ祭にちなんで、本来の意味はどういったことなのか調べてみました。

先輩方にいろいろ伺ってみましたところ、協会HPにスマナサーラ長老が『聖糸』についてお話されているものが掲載されているよ、と教えて頂きましたので、さっそく読んでみました。


下記アドレスをクリックして頂くとご覧になれます・:*+.

●法話と解説 あなたとの対話(Q&A) 『お守りと聖糸?』
https://j-theravada.net/dhamma/q&a/qahp67/

スマナサーラ長老のお話を読んでみて、これさえ持っていれば幸せになれる、これさえあれば棚からぼた餅的にご利益がある、といった考えは当然違うのだな、と思いました。
かと言って、ただの『糸』というものでもなく、わたしたち在家には正しく理解することの出来ない意味もあるようです。

私なりの考えになってしまいますが、『不幸を幸福に変えられる能力がある仏法僧とのコンタクト』と仰っていることから、自分自身がお釈迦さまから仏教を学ぶものとしてしっかり生きていこう、と心を立て直すためのつながり、として捉えていったらよいのかな、と思いました。

『聖糸』にご利益的な意味を求めたり、智慧もないのにその深い意味を理解しよう、とそちらに力を入れるのではなく、教えられたことを素直に実践し、毎日をきちんと生きていくことが大事なのだな、と感じました。


次回はゴータミー精舎で、毎年、ウェーサーカ祭前に聖糸作りをしているのですが、そのあたりのことを掲載したいと思っております!

生きとし生けるものが幸せでありますように

『聖糸』とはどんなもの…?

ウェーサーカ祭や法要の最後にお坊さまから結んでもらう『糸』になります。
法要の最後に、糸をお釈迦さまからお坊さま、在家にたどらせ、お経をあげて頂きます。
そのあと、各個人に、お坊さまから祝福のお経をあげて頂きながら、右手首に結んでもらいます。

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