ゴータミー精舎の向かいにある緑道に、菩提樹が２本植えてあります。
道路から奥に植えてある菩提樹は、祇園精舎由来のインド菩提樹です。
以前、木のそばには以下のスマナサーラ長老が書かれた立札がありました。
仏教徒は仏舎利、菩提樹、仏像という3つに礼拝します。どんな菩提樹の木も礼拝の対象になるわけではありません。
お釈迦様が覚りを開くときに座られた菩提樹か、その子孫の菩提樹のみが礼拝対象になります。
ここに植えられた菩提樹は、お釈迦さまが覚りをひらく時に座られた菩提樹の子孫です。この菩提樹も礼拝の対象になります。
お釈迦様の覚りとは、生命として究極の願いを叶えられた事です。病気平癒、祈願成就、学業成就、人生の成功、などを期待して菩提樹のお世話をしたり、礼拝したりするのです。皆様もどうぞお気楽に礼拝して、そのご利益を試してみてください。
このように、この菩提樹は仏教徒にはとてもとても大切な木です。
また、この菩提樹はインド菩提樹で熱帯系の木のため耐寒性が弱く、霜が降りたり雪が降ると木の細胞が凍って死んでしまいます。
それなのに東京の幡ヶ谷に、このように露路植えで元気に葉を茂らせています。
大変珍しい、貴重な木でもあります。
皆さんもこの菩提樹をぜひ一度見にいらして、菩提樹様の逞しさを感じて元気を貰ってください！
所在地：渋谷区幡ヶ谷1丁目２３あたり
生きとし生けるものが、しあわせでありますように。
