ゴータミー精舎では、7月26日(日)に雨安居入り要請法要を行いました。
雨安居とは、雨季の3か月間、お坊様がひとつの寺に留まって修行に専念する伝統です。
在家は「このお寺で修行してください」とお願いするとともに、衣食住薬のお世話をすることを約束します。
法要に先立ち、前日の7月25日(土)には「大ボランティアの日」を開催しました。
今回は、その2日間の様子をお伝えします。
7月25日(土) 大ボランティアの日
今年の雨安居入り要請法要では、ゴータミー精舎に新たにサーリプッタ尊者像をお迎えしました。
そのため、7月には本堂の改装工事が行われ、お釈迦様や仏具、さまざまな備品が一時的に3階へ移されていました。
この日は、それらを本堂へ戻すところから作業を始めました。

土曜日の開催ということもあり、朝からたくさんの方が精舎に集まってくださいました。
まずは全員で、3階から本堂へ荷物を運びます。
人数が多かったので自然とバケツリレーのような形になり、重い荷物も次々と運ばれていきました。
一人では大変な作業も、みんなで力を合わせると本当にあっという間です。

荷物を運び終えると、本堂を整える人、翌日の法要の準備を進める人、スリランカツアー参加者に託す子どもたちへのお土産を袋詰めする人…と、それぞれが自然に作業へ入っていきました。

誰かが細かく指示を出しているわけではありません。
それぞれが自分のできることを見つけ、手が足りないところを補っていく。そんな気持ちのよい連携が、あちらこちらで生まれていました。
午後には、仏師・西村公泉氏によって製作されたサーリプッタ尊者像が精舎に到着しました。
尊者像はお釈迦様の左側へ安置され、白い布が掛けられて翌日のお披露目を待ちます。

多くの方のお力添えのおかげで作業は予定より早く進み、翌日の法要を迎える準備が無事に整いました。
7月26日(日) 雨安居入り要請法要
法要当日は、食事のお布施を準備される方々が朝早くから集まり、台所でお料理の準備を行いました。
この日のお料理は、事前にメーリングリストなどで募られ、多くの方がお布施として持ち寄ってくださったものです。
担当の皆さんは手際よくお料理を並べ、滞りなくお布施できるよう準備を進めていきます。
受付では参拝に来られた皆さんをお迎えし、本堂でも法要や食事のお布施が円滑に進むよう準備が進められていました。
このように、たくさんの方の支えによって、この日の法要が成り立っています。
10時30分、お坊様方が本堂に入堂され、雨安居入り要請法要が始まりました。


読経、慈悲の瞑想、ブッダ・プージャに続き、尊者像をお布施された天野陽子さんにより除幕が行われました。
その後、比丘サンガへの食事のお布施、物品のお布施と続き、午前の法要は終了です。


午後は、読経と慈悲の瞑想に続いて、在家が比丘サンガへ雨安居入りをお願いする文言を三度唱え、衣食住薬のお布施を行いました。
その後、スマナサーラ長老よりご法話がありました。
長老は、仏教とは私たちの心を束縛から自由へ導く教えであり、雨安居の期間は出家だけでなく在家にとっても仏法僧とのご縁を深める大切な時間であることをお話しくださいました。
この時のお話は、YouTube動画をご覧ください。
ご法話のあと、祝福の読経、聖糸・聖水の授与が行われ、今年の雨安居入り要請法要は無事に終了しました。
雨安居の3か月は、お坊様が修行に励む大切な期間です。
そして在家にとっても、仏法僧との縁を深め、自らの修行に集中するよい機会となります。
どうぞこの3か月、法話や瞑想会、食事のお布施などにもぜひご参加いただき、それぞれに実り多い雨安居となりますよう願っております。
生きとし生けるものがしあわせでありますように。
