2026年5月10日(日)、日暮里サニーホールにてウェーサーカ祭記念式典が開催されました。
当日の模様を、まずは午前の部からお伝えします。
開演前の準備
スタッフは、朝8時50分に日暮里サニーホール4階ロビーに集合。
名札の配布と全体ミーティングのあと、9時から各担当に分かれて準備作業を開始しました。
ロビーでは受付や書籍コーナー、パネル展示の設営が進められました。
今年の施本『ブラックホールからの脱出』や、パティパダーのバックナンバー、過去の施本なども並べられ、多くの方が手に取れるよう準備されました。


また、サンガ新社さんによる出店や、お釈迦様の生誕・成道・般涅槃を紹介するパネル展示も設置されました。




ホール内では、照明・音響の最終調整が行われ、一昨夜まで準備していたランタンにも明かりが灯ります。


壇上にはお釈迦様の祭壇が準備され、式典で使用される聖水や聖糸も並べられました。




開場
10時の開場と同時に、多くの来場者がホールへ入場しました。


ロビーで施本や書籍を手に取ったり、舞台上のお釈迦様へ献花をされたり、それぞれ思い思いに開演までの時間を過ごします。
舞台上のお釈迦様の周囲には、来場者から供えられた花が少しずつ増えていきました。


開演
副会長・稲葉さんによる開会の言葉に続き、「お練り」が始まりました。
在家参加者は全員起立し、静かにお迎えします。
会場左前方の扉から、大乗仏教のお坊様方を先頭に、法螺貝や鐘の音とともに厳かに入場が始まります。
その後ろには、お釈迦様の像を頭上に掲げた柳会長。
続いて、スマナサーラ長老をはじめ、テーラワーダ仏教のお坊様方が舞台へ進まれました。


















舞台上にお釈迦様の像が安置され、お坊様方による献花が行われたあと、午前の法要が始まりました。
式典には、今年も多くのお坊様方にご参加いただきました。
テーラワーダ仏教から9名、大乗仏教から6名のお坊様がご参列されました。
宗派を越えて、お釈迦様の三大聖事をともにお祝いする、ウェーサーカ祭ならではの光景です。
読経とブッダ・プージャ
午前の部では、テーラワーダ仏教のお坊様方による読経と慈悲の瞑想、大乗仏教のお坊様方による読経が行われました。



続いて、協会代表者による献花・献茶・献水・お食事のお布施が行われ、ブッダ・プージャの読経へと続きました。




スマナサーラ長老のお話
午前の最後には、アルボムッレ・スマナサーラ長老によるお話がありました。

長老は、
「仏教の目的は、こころが自由になることです」
と語られました。
人は生まれた瞬間から、家族や社会、物質など、さまざまなものに依存して生きています。
しかし、それらは常に変化し、壊れていくものでもあります。
身体もまた、どれほど大切に手入れをしても老いを止めることはできず、物質に依存する限り、こころの不安や苦しみはなくならない。
また、お釈迦様が苦行によってではなく、「観察」によって悟りへ達したことにも触れ、
「苦しみに耐えることではなく、自分のこころを観察し、智慧を育てることが大切です」
と語られました。
昼休み
昼休みには、有志の方のお布施により、お坊様方や参加者の皆さまにお弁当が振る舞われました。
参加者はサニーホール5階・6階に分かれ、和やかな雰囲気のなかで昼食の時間を過ごしました。
久しぶりに再会した方々が談笑する姿も見られ、会場のあちらこちらに交流の輪が広がっていました。
(午後の部へ続く)
